今回はヒューマンエラーと外的なソフト要因の関係性についてです。
前回の記事でヒューマンエラーと内的要因の関係性について書きました。
おさらいですが、内的要因とはエラーを起こした当人が原因になっています。
ここからが、本題になります。
外的なソフト要因とは、ヒューマンエラーを起こした当人以外の、周囲の人間が
関係している情報が原因となっているものです。
具体的な例を挙げると、
上司が部下に仕事を頼むとき、部下に対して必要な情報をやその仕事を
進める上での注意点を与えなかったことが原因で大きな問題につながるパターンです。
また、逆の場合もあります。
部下が上司に対して仕事の報告をするとき、伝えるべきことを報告しなかったことが
原因で上司が判断を誤るパターンです。
このパターンは根本には、
チームワークが上手くいっていない、双方のコミュニケーションの取り方に問題が
あるととらえることができます。
この他に、上下関係に関わらず、相手に対して、誤った情報、注意、助言を与えて
当人の判断を誤らせたり、正しい意思決定を損なわせたりするパターンもあります。
この場合、情報を発信する側が他者に与える前に、正しい情報なのかどうかを確認
することが大切です。
今はインターネットが普及し、スマートフォン1つあれば情報を得ることができます。
調べた情報が本当なのかどうかを吟味することが今後の課題だと考えます。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。