リゾートバイトを継続した結果②

前回の記事に引き続き、今回もリゾートバイトを継続した結果の記事になります。

リゾートバイト4日目を迎え、ついに限界にきた私はある行動を起こします。

夜の勤務の休憩中に服装を変え、眼鏡を装着して仕事を放棄し、寮から脱走しました。

20時から0時の間の、

4時間ほどでしたので、ぎりぎりバレないで済むだろうと考えていました。

この時は車で近くのコンビニをはしごしていました。

といっても寮から徒歩10分かかりますのできつい状況でした。

翌日、支配人の佐々木氏に呼ばれ、事務所に行きました。

なんと、寮内に監視カメラがあるらしく、昨日の脱走がバレていたそうです。

また、寮の既定の入浴時間を破り、早朝に温泉に入っていたことも問い詰められ

ました。次規定を破ったら強制退寮させると通告されました。

指導係の中村氏にもきつく叱られました。

これで私は次にメンタルがやられたら自ら辞めることを決心しました。

ふと、誰か1人いないことに気づきました。

なんと初日に同期入寮したMK氏(加藤氏)が音信不通で連絡がとれないとのこと

でした。まさかとは思いましたが、自分と同じく脱走をしたのかと思いました。

やはり、私の考えは当たっていました。

加藤氏も仕事の拘束時間がきつすぎて、寮から逃げたそうです。

この日から私は1週間休みがなく出勤でした。

理由は加藤氏の脱走による人員不足でした。

加藤氏は2つ年下でしたが、岐阜出身であることと、18歳から一人暮らしを経験

していることを知っていました。将来、学校に行くために資金を調達する目的で

このリゾートバイトを申し込んだらしく、精神的に自立していました。

頭の回転がとても早く、初日からベテラン社員に指示を出していました。

友達になれると思っていたので、正直残念でした。

リゾートバイトを継続して2週間が経過したところで、ようやく1日休みを貰う

ことができました。午前中は寮のベットで寝ていたので、午後から車で30分くらい

かけて白根山に行きました。

平日ということもあり、観光客がいなかったので、山に向かって

「休ませろよ!俺を解放しろ!」

とずっと叫んでいました。その後は山道を車が通る中、どこまで歩いていけるか

挑戦しました。危険だったため、半分くらいで諦めました。

とても貴重な休日でした。

この頃から、一人暮らしも安定し、洗濯と買い出し、ゴミ出しと掃除が

習慣化してきたので少し安心しました。

なんとか生活できているので達成感を覚えるようになりました。

次週は残業時間が規定を超えるか超えないかの境目で、

派遣会社と支配人と交渉することになります。

ちなみに勤務日数11日ですでに53時間でした。

月に70時間を超えると労働規定違反になりますので、際どいところです。

今回はここまでになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。